The Story Behind ELENA&C

地球の偶然の産物であるダイヤモンドを誰も悲しまない形で届けたい

ELENA&Cはエシカルダイヤモンドだけを使ったジュエリーブランドです。見た目の美しさや身につけたときの高揚感はもちろん、ひとつのジュエリーができるまでに関わる人や動物、自然など、すべてが常に幸せであることをとても大切にしています。
エシカルダイヤモンドってどんなダイヤのこと?という素朴な疑問から、ジュエリーブランドを立ち上げた理由、込めた想いまで、背景にあるストーリーをお伝えしたく、ELENA&Cの創設者・クリエイティブディレクターである吉川ひなのさんに話を伺いました。

地球の偶然の産物であるダイヤモンドを誰も悲しまない形で届けたい

ELENA&Cはエシカルダイヤモンドだけを使ったジュエリーブランドです。見た目の美しさや身につけたときの高揚感はもちろん、ひとつのジュエリーができるまでに関わる人や動物、自然など、すべてが常に幸せであることをとても大切にしています。
エシカルダイヤモンドってどんなダイヤのこと?という素朴な疑問から、ジュエリーブランドを立ち上げた理由、込めた想いまで、背景にあるストーリーをお伝えしたく、ELENA&Cの創設者・クリエイティブディレクターである吉川ひなのさんに話を伺いました。

——-ELENA&Cというブランドをスタートしようと思ったのはどんな理由からですか?

誰も悲しんでいないジュエリーが作りたかった

例えば朝、子どもを学校に送りに行くだけの本当になんでもない日でも、お気に入りのジュエリーを身に着けるだけで、ちょっと特別な自分として1日をスタートできたりしますよね。私は昔からジュエリーが大好きで、中でもダイヤモンドが一番好きなのですが、ある日ダイヤモンドにはとても悲しい事実があることを知って。そこから大好きなジュエリーを、誰も悲しまない形で作りたいと思うようになりました。

——-ELENA&Cというブランドをスタートしようと思ったのはどんな理由からですか?

誰も悲しんでいないジュエリーが作りたかった

例えば朝、子どもを学校に送りに行くだけの本当になんでもない日でも、お気に入りのジュエリーを身に着けるだけで、ちょっと特別な自分として1日をスタートできたりしますよね。私は昔からジュエリーが大好きで、中でもダイヤモンドが一番好きなのですが、ある日ダイヤモンドにはとても悲しい事実があることを知って。そこから大好きなジュエリーを、誰も悲しまない形で作りたいと思うようになりました。

——-ELENA&Cというブランドをスタートしようと思ったのはどんな理由からですか?

誰も悲しんでいないジュエリーが作りたかった

ジュエリーの話から少し外れてしまいますが、10年ほど前に、「私は毛皮を着ません」ということを公表したんです。

その頃、リーズナブルなリアルファーがすごく流行っていたのですが、「あまりに流行っているからまだ全然毛が伸びきる前のウサギですら毛皮を剥がされている」みたいなことを耳にして……。

コートからヘアゴムまで、商品になったリアルファーのアイテムはどれもフワフワしていてすごく可愛いものなんだけれど、その裏側にはとても残酷な現実が存在していることがどうしても心に引っかかって。この「毛皮を着ません宣言」は、私なりのささやかな抵抗とアピールでした。

当時はモデルの仕事も今よりたくさんしていたので、周囲からは「そんなことをわざわざ言う必要はないんじゃない?」なんていろいろ言われたけれど、数年後、世界中のブランドがファーフリー宣言をしたり、エコファーがたくさん出てきたりして。私の影響力なんて小さいかもしれないけれど、やっぱり誰かが言い出さなくちゃダメだし、あのとき勇気を出して「私は毛皮を着ない」と言ってよかったと、その経験は自分の中で小さな自信になりました。

生きるためにどうしても必要なことと、自分を着飾ることはステージが違う気がする

 そこから、「人でも動物でも、誰かの犠牲の上に生まれたものを身に纏うって本当の美しさなのかな?」ということを考え始めました。食べることのような、人間が根源的に生きるためにどうしても必要なことと、自分を着飾ることを同じ次元で考えるのはやっぱり違う気がするんです。

もちろん食べるためだったら何をしてもいいとは思わないけれど、食べるという行為は命と命のぶつかり合いというか、それで私の命を繋がせてもらっている。それに比べて、どんなに高価なレザーのバッグを持ったところで、正直それは命に関わるわけでもなく……。

 もちろん今、私の家にある全てのものが誰も悲しまずに作られているか?と聞かれたら、全然そんなことはなくて。過去に買ったものや選びきれてないものが今でもたくさんあるし、今まで集めてきたジュエリーやバッグは一生大事に使うつもりですが、これから自分が新しく作ったり手にするものは、背景を含めてきちんと選択していきたいと思っています。

——-ダイヤモンドは見た目の美しさの反面、内戦や紛争の資金源となったり、児童労働や低賃金労働などの人権侵害、環境破壊に繋がる採掘方法など、実はさまざまな問題を抱えている宝石でもありますが、ELENA&Cで使っているエシカルダイヤモンドはどんなダイヤモンドなのか、改めて教えてください

ELENA&Cのダイヤモンドは、基本的にはベルギーを経由して、インドやベルギーのアントワープなどでカットされています。紛争ダイヤモンドでないことはもちろん、強制労働や児童労働など、労働力の搾取をすることなく、できる限り地球を傷つけない、自然に配慮して採掘された認証を取得しているダイヤモンドです。

—----そのエシカルダイヤモンドに出会うまでは結構大変だったのでしょうか?

もともと月がすごく好きで、ある日の夜、空を見ていたときにすごく可愛い三日月と星を見つけて、「あれを身に付けたいなぁ」と思いながらずっと夜空を眺めていて。ハワイの神話に“ヒナ”という月の女神が出てくるのですが、「女性と密接な関係のある月をモチーフにジュエリーにしたら素敵かも!」と思って、そのときからジュエリーを作りたいとずっと思っていました。でも、納得できるダイヤモンドになかなか出会えなくて。何年も何年も温めて、ようやくやっと出会うことができました。

 このダイヤモンドの品質で原価率を考えたら、本当はもっと高い価格をつけないといけないかもしれないけれど(笑)、受注生産にしたり一切宣伝費をかけないなどの工夫をして、ビジネスとして成り立つギリギリのところでの価格で販売しています。

 地金に使っているゴールドも、きちんと調べてフェアトレードされている安心安全なゴールドを使っています。

—----そのエシカルダイヤモンドに出会うまでは結構大変だったのでしょうか?

もともと月がすごく好きで、ある日の夜、空を見ていたときにすごく可愛い三日月と星を見つけて、「あれを身に付けたいなぁ」と思いながらずっと夜空を眺めていて。ハワイの神話に“ヒナ”という月の女神が出てくるのですが、「女性と密接な関係のある月をモチーフにジュエリーにしたら素敵かも!」と思って、そのときからジュエリーを作りたいとずっと思っていました。でも、納得できるダイヤモンドになかなか出会えなくて。何年も何年も温めて、ようやくやっと出会うことができました。

 このダイヤモンドの品質で原価率を考えたら、本当はもっと高い価格をつけないといけないかもしれないけれど(笑)、受注生産にしたり一切宣伝費をかけないなどの工夫をして、ビジネスとして成り立つギリギリのところでの価格で販売しています。

 地金に使っているゴールドも、きちんと調べてフェアトレードされている安心安全なゴールドを使っています。

地球が作り出したものの美しさに対する憧れが強くある

——-ラボグロウンダイヤ(人工ダイヤ)ではなく、天然のダイヤをあえて使っているのはどんな理由からですか?

私、地球に元々あるものがすごく好きなんです。例えば朝起きて庭に出て、昨日はつぼみだった花が今朝は咲いているとか、それだけでものすごく嬉しい!人間には決して作れない、自然の産物に対する憧れが強くあるんです。うちにはいろんな種類のニワトリがいるのですが、その毛が織りなす模様にもいちいち感動しちゃう。

もちろんジュエリーを作るためにダイヤモンドを加工したりしているので、人間の手が加わっているけど、地球の偶然の産物である天然ダイヤモンドの美しさは唯一無二だと思っているので、ラボグロウンではなく天然のダイヤを使っています。

昔は知ることが怖かったけれど、今は知らないことの方が怖い

——-ELENA&Cのジュエリーのように、何かを買うとき、その商品が作られた背景がクリアになっているものやブランドが少しずつでも増えていくといいですよね。

世の中には、値段が安いとかこのデザイン可愛いとか流行っているとか、そういう表面的なことしか分からないものがまだまだ多いですよね。そこから少しずつ変えていきたいです。

私も昔は、そこまで深く考えずに買い物をしていて、無意識のうちに誰かが悲しんでいたり誰かから搾取していたり、動物を苦しめたりしていることに自分が加担していたなんて想像したこともなかったです。でも、それってとても恐ろしいことですよね。お金というある種の武器を使って、誰にも罰せられることもなく誰かを苦しめているという、この社会のあり方が私は本当に悲しくて。

うちにはたくさんの動物がいるのですが、身近な生き物たちがリラックスして、幸せそうにのんびりしているところを見るのは何よりも幸せな気持ちになります。それと一緒で、遠い国とか隠されて見えないようにされている場所で起こっている苦しみや悲しみは、直接見えないから感じることができないけれど、直視したらどんな人も絶対に気持ちよくないし、悲しいだろうし。

そう考えたら、本当に世界中の見えない隅々まで、誰もが幸せであることが、私たちの本当の幸せなんじゃないかって思います。

もちろん、この地球上には肉食動物だって多くいるし、世界中の人が全員ヴィーガンになるのはむしろ不自然なことかもしれない。生きている以上は絶対に、何かの命を奪ってしまうんだろうし。それでも、そこに対する配慮や感謝、思いやりがあった上でそういうことがなされていかなきゃいけないなと思います。すごく難しい問題だとは思いますが。

例えば畜産の現状とか、昔は知ることがすごく怖かったけれど、今は知らないことの方が怖いと思うようになりました。この時代のこの地球上で、社会の一員として生きている限り、自分が何にお金を払っているのか、ちゃんと知らないと責任が取れないんじゃないかと思ったりします。

できるときに、できる人が、できることをやればいい

——-エシカル、サステナブルに生きようとすると、完璧にできない自分に苦しくなってしまう人も多いかもしれません。

生きている以上、自分がハッピーであることもすごく大事なことだと思うので、何かを諦めたり無理をしてまでやらなくていいとは思っています。罪悪感から生まれるエネルギーはいい波動にはならないと思うので。

例えば私の場合、あるとき「言ってることとやってることがなんか違う」と思って、マツエクを辞めていた時期があるのですが、朝起きたときの自分の顔とか海に行ったときの自分のすっぴんを見て、「私、これって全然幸せじゃない」と思えてきて。それで私はマツエクをすることを自分に許したんです。

どうしても0か100かで考えてしまいがちだけれど、例えば「マツエクはありにする、その代わり私、もう何年も使い捨てのラップを買ってない」とか(笑)、自分の中で帳尻を合わせていけばいいんじゃないかな? 誰かを責めるのではなく、お互いを受け入れ合って、「できるときに、できる人が、できることをやろう」という協力の仕方ができたらいいのかなと思っています。

私たち人間っていう生きものは、やっぱりわがままだし、楽しくなきゃ続かないし、可愛くなきゃ買わないし。なので0か100かではなくて、50とか60とか70とか、それくらいを行ったり来たりしながらやっていければ、みんながハッピーなまま、地球の環境はすごく変わるんじゃないかな。

——-最後に、ELENA&Cのジュエリーを買ってくださった方へメッセージをお願いします。

これからはダイヤモンド以外の新作も増やしていきたいのですが、今販売しているジュエリーはこのブランドが終わるまでずっと存在し続けるスタメンたちと考えているので、流行りなど関係なく、末長く愛用していただけたら嬉しいです。

もうそろそろ自分が身に着けるのは卒業かな?と思ったときは、お子さんやお友達に受け継いでいっていただけたらいいなと思っています。

ジュエリーを選ぶときに、認証を取っているかどうかなんていちいち考える機会は少ないかもしれないけれど、ELENA&Cをきっかけに、普段お買い物をするときも、表からは見えない裏側のことまで調べたり考えたりするきっかけになってもらえたら嬉しいです。

——-最後に、ELENA&Cのジュエリーを買ってくださった方へメッセージをお願いします。

これからはダイヤモンド以外の新作も増やしていきたいのですが、今販売しているジュエリーはこのブランドが終わるまでずっと存在し続けるスタメンたちと考えているので、流行りなど関係なく、末長く愛用していただけたら嬉しいです。

もうそろそろ自分が身に着けるのは卒業かな?と思ったときは、お子さんやお友達に受け継いでいっていただけたらいいなと思っています。

ジュエリーを選ぶときに、認証を取っているかどうかなんていちいち考える機会は少ないかもしれないけれど、ELENA&Cをきっかけに、普段お買い物をするときも、表からは見えない裏側のことまで調べたり考えたりするきっかけになってもらえたら嬉しいです。

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